【勤怠/有休】有休が繰り越されない
有休が繰り越しされない場合の確認点について記載いたします。
有休新規付与はされたが前年度の残が繰り越しがされない
有休の前年度残は、以下の条件で自動繰越されます。
A. ユーザー別設定で「入社年月日」が設定されていること
入社年月日を基準に有休を付与、繰越するため、入社年月日の設定は必須です。
B.有休付与設定で自動付与が「利用する」になっていること
自動付与が「利用しない」の場合、有休残の繰越が「利用する」でも動作しません。
C.有休付与設定で「有休残の繰越」が「利用する」になっていること
D.有休付与設定の「付与日数限度」≧新規付与+繰越日数になっていること
E.繰越処理が実行されるまでにA、B、Cの設定がされていること
F.前年度残の有効期限が翌年度の開始日よりも後の日付になっていること
上記条件に合致していれば、「付与日の前日を含む勤務表申請が決裁されたタイミング」で繰越処理がされます。
有休自動付与のタイミングについてはリンク先未定をご参照ください。
日単位は繰り越されたが、時間単位の残のみ繰り越されない
新規付与が11日、残数が9日+5時間なので、翌年には「9日+5時間」が繰り越されるはずが、

時間単位の端数が切り捨てられて「9日」のみが繰り越された!

そんな時は残数の「詳」マークにマウスをあててみてください。

上記のような表示の場合、時間単位の残の有効期限が切れているため、繰越されていません。
例えば、新規付与分が11日、前年度繰越が5日、合計16日付与されていて、以下のように有休を利用した場合に発生します。
2020年4月2日に終日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:4日 有効期限2022/3/31:11日
2020年5月7日に時間単位の有休を3時間分利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:3日+5時間 有効期限2022/3/31:11日
2020年6月1日に半日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:2.5日+5時間 有効期限2022/3/31:11日
2020年6月2日に終日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:1.5日+5時間 有効期限2022/3/31:11日
2020年6月3日に終日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:0.5日+5時間 有効期限2022/3/31:11日
2020年11月6日に半日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:5時間 有効期限2022/3/31:11日
2020年11月9日に終日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:5時間 有効期限2022/3/31:10日
2020年12月28日に終日の有休を利用→有効期限が2021/3/31の分から利用
→残 有効期限2021/3/31:5時間 有効期限2022/3/31:9日
時間単位の残の有効期限は「2021/3/31」のままのため、繰越対象とはなりません。
翌年度に繰り越しが必要な場合は、手動で付与して頂けますでしょうか。
手順は【勤怠/特休】特別休暇(残管理あり)の手動付与をご参照ください
===補足情報=====
条件に合致しない、なぜ繰り越されていないのかわからないという場合はManageサポートまでお問い合わせください。