【勤怠/全般】月60時間超の時間外労働(ManageOZO3 3.29.0 / AC 2302.0以降)
2023年4月1日から、中小企業の月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率が50%となりました。
それに伴い、ManageOZO3 3.29.0(ManageAC2302.0)のバージョンにて、超過残業の機能を強化いたしました。
本記事では強化された超過残業の機能について記載いたします。
※3.29.0より前のバージョンについては【勤怠/残業】月60時間超の時間外労働(ManageOZO3 3.28.3 / AC 2210.3以前)をご参照ください。
60時間超過とは
1か月60時間を超えて時間外労働をさせた場合には、その超えた時間の労働について、法定割増賃金率を現行の2割5分以上の率から5割以上の率に引き上げるという法令です。
※詳細は 月60時間を超える時間外労働の割増賃金率が引き上げられます|厚生労働省をご覧ください。
2023年3月31日で中小企業に対する猶予期間も終了するため、中小企業でも対応が必要となります。
強化ポイント
「実労働」が算出可能になりました!
フレックスで、「所定」超過時間に対して有休取得時間を含めるが、「法定」超過には含めたくないというようなケースが今までは対応できておりませんでしたが、「実労働」の設定により可能となります。
また、フレックス以外でも、週間労働超過やみなし超過の算出時に実労働から算出する事が可能となります。
変更点
勤務体系設定や変形労働設定等で「実労働」に関連した設定項目が追加されます。
各画面に「実労働」が表示可能です。
「実労働」でアラートや計算項目が設定可能です。
設定に関する詳細は、下記「設定例」をご参照ください。
設定例
===補足情報=====
本記事に記載の設定例等は一般的な運用を想定した一例です。
お客様の運用に合わせて変更してください。
結果は参考値です。運用開始前に必ずテストの上、希望される値が算出されるかをご確認ください。